アイネクライネのピアノver
アイネクライネ
そう、米津玄師のあの曲だ。なんでもMVの再生回数は2億を超えているとか。
アイネ(ある、一つの)クライネ(小さな)で、ある小さな"〇〇"と略せそう。
" "の中に入る言葉を想像してみるのも面白い。"女の子"、"物語"、"幸せ"、いろいろハマりそうではある。
さて、今回はこの曲をピアノで弾いた感想を書いてみる。
使った楽譜、アレンジ
今回使ったのはまらしぃさんのアレンジだ。正確には彼の演奏を耳コピして採譜しているかきむきさんの楽譜をお借りした。
まらしぃさんのアレンジはどの曲も弾きごたえがあって、オクターブを広く使うことでメリハリが出て、盛り上がる部分をうまく表現しているように思う。特に左手は単調なベース音のみではなく、オクターブを交互に弾くことでリズミカルで厚みのある音にしなっている。その分難易度は高めなので彼のようにミスタッチなしというのはなかなか厳しい。笑
この曲も左手は割と忙しく駆け回るが、コード進行がややこしくないのと、曲調がゆったりのため弾きやすい部類。 原曲に忠実なアレンジ人なっていて、細かい音も表現されていた。サビではメロディーを和音で抑えることで一気に盛り上がりを感じられ、かつ単調でない運びとなっている。個人的にCメロ前の間奏部分がのベースが心地よく、リズムも楽しい。
コード進行について
G♭D♭A♭B♭m7 Aメロ(私あなたにあえて本当にうれしいのに
G♭D♭F7 B♭m7 当たり前のようにそれらすべてが悲しいんだ。)
E♭m7 Fm7 G♭ A♭ Bメロ(あなたにあたしの思いが全部伝わってほしいのに
E♭m7 Fm7 G♭ A♭ D♭ 誰にも言えない秘密があって嘘をついてしまうのだ)
D♭ A♭ G♭ サビ前 (どうして どうして どうして)
B♭m7 E♭m7 G♭ A♭ D♭ サビ(消えない喜びも悲しみもあなたといれば
B♭m7 E♭m7 G♭ A♭ D♭ それでよかったねと笑えるのがどんなにうれしいか
B♭m7 E♭m7 G♭ A♭ D♭ 目の前の景色がぼやけては溶けていくような
F7 B♭m7 G♭ A♭ D♭ 奇跡であふれて足りないや)
大まかなとこだけピックアップしてみた・
大体こんなもんだろう。
AメロBメロは繰り返しなので覚えるのも簡単。
さて、サビ前のどうして×3のところはコードを毎回変えることで同じ言葉でも
メリハリがつく。
サビは4行目以外は全く同じ構成。
そのため単調にならないように強弱をつけることが大事。
アレンジするなら
自分がアレンジするなら2番に入ってから左手をアルペジオにしてみてみたり、右手で遊びを入れたりしたいかな。
このくらいゆったりでコードも繰り返しが多いと、単調にしないために工夫が必要。
特に、サビの前は空白があるのでここに色々ギミックを入れられる。まらしいさんのは高速で6連符を引く必要があり決まるとかっこいいし、彩を加えられる。
トリルなども入れても面白そう。
ただ全体として非常に安心感のある和音が鳴っているので、高音域などで遊びを入れすぎないほうが曲調にはあっているのかも。
総評
全体として低音域での和音が魅力でゆっくりしっかり弾いてあげるのがベスト。テクニックを見せつけるような演奏とは相性が悪い。
アレンジのしやすさとしては中程度だが、あまり小細工をいれないほうが曲調とマッチするのでシンプルにまとめるのが吉。
米津玄師は今後も名曲を出し続けるであろう存在のため、アイネクライネ、Lemon、ピースサインなどの有名曲のコード進行、リズムなどは押さえておきたい。そうすれば、新曲が出たときに既存曲と似ている部分や新しく挑戦した部分などが見えて、より楽しむことができるはずだ。